思い出のドラマ⑤

NHKBSプレミアム

2015年プレミアムドラマ

『だから荒野』

原作  桐生夏生

出演  鈴木京香 杉本哲太 高橋一生

    濱田龍臣 品川徹 前田公輝

    YOU 大高洋夫 等(敬称略)


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家族からの愛情を感じることができず、家を飛び出して長崎へと向かう主婦と、彼女と出会う人々との心の交流、原爆投下の地で生きるということを考える機会、ひきこもりの息子との新たな絆の構築、自分らしく生きることへの挑戦......

 

インタビューに答えた高橋一生の言葉を借りれば、

心の中の荒野は誰にでもある。

荒野を荒野のままにして生きることも、

荒野を沃野にして生きることも、

どちらも間違えではない。

正解のないドラマ......とのこと。

 

私には、新しい人生を切り開こうともがく朋美の強さが眩しかったし、

命の尊さを訴える先生が眩しかった。

自分の心をジオラマに投影する優太の素直さも、それを見て自身の空虚さに気づき涙を流す亀田章吾の純粋さも素敵に思えた。

 

長崎に四年間住んでいた私にとって、映し出される町の景色が懐かしく、美しく見えた。何度も足を運んだ爆心地公園、グラバー園、旭大橋、稲佐山。リアルな場所で語られている物語だけに、余計に身近に感じた。

 

私たちは生きる。

生きたくても生きられなかった人もいる。

どう生きるか。荒野を生きるか。沃野にしていこうと生きるか。いろんな生き方があっていい。で、あなたはどう生きるの?と問われているようなドラマである。

 

余談 高橋一生品川徹の芝居が素晴らしすぎた。