自分勝手なエンタメ日記

ドラマ・映画・役者さん・音楽に関する独り言

『カルテット』最終話

TBS火曜ドラマ

『カルテット』最終話

真紀の事件を通して生活が一変したカルテットのメンバーたち。マスメディアに追いかけられたメンバーたち。特に別府ファミリーの司は取り上げられたのだろう。仕事を辞めてしまった。一方毎日働く諭高と資格試験の勉強に励むすずめ。ライブレストラン『ノクターン』まで『のくた庵』に変わっている。

話題になりそうな人の不幸を取り上げるメディアの姿は、今の時代を映し出している。真紀がいなくなっただけで辛い思いをしている人たちの生活まで一変させているにも関わらず......。真紀自身も執拗に追いかけられる。弁護士とコロッケを食べながら歩いている姿をデートと報道されてしまう。

司の真紀を待つ心が折れそうになり、すずめの一言で真紀に会いに行く決心がつくメンバー。実にカルテットドーナッツホールらしいやり方で真紀を誘い出す。

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真紀を連れて帰る夜の公園のシーン、女優二人の芝居が冴える。

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ようやく失っていたドーナツの欠片を取り戻し、穴の空いた丸いドーナツになった四人。捨て身で臨んだコンサート。届く人のところに届けばいい。そんな必死な演奏が届き、席を立たずに残った観客は少なくはなかったのではないか。

 

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最後の四人の夕食は唐揚げ。1話での唐揚げレモン問題が思い出された。しかし今回はパセリ問題だ。

パセリは主役の唐揚げにはなれない。見向きもされないかもしれない。しかし主役を引き立てる彩りを与えてる。ないよりあった方がいい。サンキューパセリと誰かに言ってもらえたら本望......と自分達の音楽を捉えたんじゃないかと私は勝手に思ったのだが。

 

既に何もかも失っていたすずめ、諭高、真紀。そして司も、別府ファミリー(つまり別荘)を手放して自由になることを決めたのかもしれない。

 

何もかも捨てて自由になる......そんな主題歌を歌いながらカルテット号で新たに旅立つ四人。四人でドーナツの穴を埋めあうみぞみぞする自由な人生の始まり。希望で締め括られたラストだった。

 

そこで、ふと考える。坂元さんは何を私たちに伝えたかったんだろう。ちよっと、間を開けて考えてみたい案件だ。
最後にキャスト、スタッフの皆様、素敵なドラマを有難うございました。

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