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『初恋』鑑賞しました

2006年日本

『初恋』

原作 中原みすず

監督 塙幸成

出演 宮崎あおい 小出恵介 宮崎将 柄本佑 

青木崇高 藤村俊二 等(敬称略)

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1968年府中三億円強奪事件の実行犯の白バイ男は実は女子高生だった......しかも初恋の相手の計画に協力......その初恋の相手は現職大臣の息子......彼は東大生......当時盛んだった学生運動には参加せず......権力や父親には反感を持っている......

 

岸とみすず、二人は互いが孤独であることを感じ、惹かれたのだろう。

 

岸は頭脳で権力と闘い、自ら犯行声明を送りつけ、自分が権力や父親に屈してはいないと伝えたかったのか。

そのために、みすずに好きだと言葉で伝えないまま消える覚悟だったのか。永遠に秘密を共有する共犯者として繋がっていることを選択したのか。

 

階段の手すりを隔ててみすずが岸に寄り添う場面。手をとり頬に寄せる場面。岸がみすずの頭をぽんぽんとする場面。インスタントラーメンをすする場面。

切なく愛しい初恋。成就しない恋だったのだろう(別荘で何があったかはわからない)が、大切で純粋な初恋だったことは確かだ。