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📺『直虎』は人間ドラマ

今年の大河ドラマは例年とは趣が違う。大河というよりは朝ドラ的だ。

 

有名でない国の、そこに住む人々の日々の暮らしを豊かにするために、奮闘する領主と民たちの信頼と協力。

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一儲けしようと知恵をめぐらす商人の方久。綿花栽培の提案や種子島(鉄砲)製造の提案。窮地に立たされた直虎を助ける家臣の一人。
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 大国に囲まれてしまった小さな国。領主や実力者たちが次々と死んでしまい、幼い跡継ぎの後見として奮闘する女領主。そして国を守ろうと敢えて憎まれ役になり孤独を受け入れる幼馴染みの家老。

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4月30日放送の第17回『消えた種子島』、5月7日放送の第18回『あるいは裏切りという名の鶴』の2回を今日じっくり観た。

高橋一生の『政次』については、様々なメディアで取り上げられているのでここでは述べない。

今回私が注目したのは、山口紗弥加演じる『なつ』だ。政次の戦死した弟の妻である。彼女の存在は、杉本哲太演じた直虎の父が言い残した『井伊と小野の橋渡しになってほしい』という願いそのものだ。素直な心で、偏見なく、他人を理解することができる素晴らしい女性だ。
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今川、武田、北条、松平と強豪ひしめく戦乱の世で、直虎と政次が心に秘める『戦わずして生き残る道』が見つかりますように。

 

ちょうどBSプレミアムで再放送している『風林火山』も観ているが、これは王道の大河ドラマだ。対極的な作品だけに見比べるのも面白い。