自分勝手なエンタメ日記

ドラマ・映画・役者さん・音楽に関する独り言

📺涙の『ブランケットキャッツ』

重松清さんという作家さんは、なぜこうも淡々と人の心を震わせるのだろう。映像化された『とんび』『エイジ』『流星ワゴン』『あすなろ三三七拍子』『十字架』など、どれも心に残る。8月末には映画『幼な子われらに生まれ』も公開になる。

f:id:dramacinema:20170805210932j:image

さて、今日の午後、NHK金曜ドラマ『ブランケット・キャッツ』の最終2話をまとめて観た⬅偶然だが息子も一緒に。

生きる気力をなくし、死ぬまでにしたい10のことを始めた、たえ子(冨田靖子)。その中の1つ『猫を飼う』願いを叶えるために秀亮(西島秀俊)の元にやって来る。彼女はクロを選び、翌日にはクロと高級外車のレンタカーで伊豆の高級旅館に泊まりに行く。しかしその途中サービスエリアでトラックの荷台にこっそり乗り込み木更津にいる別れた母に会いに行く幼い兄妹と出会う。

その頃、秀亮は店にたえ子が忘れていった薬を見つける。何度電話しても出ないため、心配になり家を訪ねる。そこでたえ子が長年勤めている永島文具の社長夫婦に出会い、彼女の様子がおかしいことに気づく。

たえ子は子どもたちと高級旅館に泊まり、木更津に向かうが、赤い橋の近くに住んでいる母の名前しか手がかりがない。

クロの体調不良に気づいたたえ子。とある駐車場で秀亮に電話し来てもらうことに。そこで待っている間、妹とたえ子がトイレに行っている間に、兄はクロを草むらに隠すのだった。

みんなが戻り、秀亮と美咲(吉瀬美智子)が着くとクロがいない。兄は母には新しい家族がいて会ってはいけない事を知っていたので、クロがいなくなればクロを探して母を探さずにすむと考えたらしい。

無事クロは見つかり、たえ子は子どもたちを二人に託し車で去ってしまう。秀亮はたえ子を死なすまいと、入水自殺する寸前で助ける。

一連の流れの中で、秀亮も「生きる意味」について考えていた。妻を亡くして自分の生き方を後悔し仕事を辞め、妻が残した猫たちと共に家具屋で暮らす自分が、なぜ生きてこられたか。

「人は一人で生きているのではない。自分を大切に思ってくれる人たちのために生きる」

その時永島文具の社長夫妻が駆け付けた。幼い兄妹の元には父親と新しい母親が駆け付けた。無事でよかったと喜ぶのだった。

秀亮は自分の近くには美咲がいた事に気づいた。その事に感謝しつつ、相変わらずぶっきらぼうな態度の秀亮。でも一歩前に進んだ最終回だった。

久しぶりにじんわり涙が出る作品に出会い、心がすーっと洗われた気がした。こういう作品が好きだ。

そして、素晴らしいお芝居を見せてくれた冨田靖子さんに、西島さん✖猫のギャップの可愛さに拍手を送りたい。